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それぞれの想い(こんな設定だったのよ)

先日SSをプレゼントさせていただいた「名もなき翼の小休詩 きぼう様」の前編(こんな設定だったのよ)バージョンですよぉ~

なんで2人が兄弟だったのか!!

その全貌が今!!明らかに!

なんちゃって・・・
それではいってらっしゃいませ・・


「悪いな、こんな時間に呼び出して・・」
そう切り出した社長を前に、蓮とキョーコが互いの顔を見て驚いたのは言うまでもない。

時刻はすでに午前2時をまわっていた。


「社長、俺はともかく、最上さんには・・時間が遅すぎませんか?」
蓮がキョーコを心配してそんなことを言うと、社長は片手で蓮をあしらうように手をふった。

「そんなことはお前より分かっているつもりだ。まったくクーといい、お前といい同じことを言うな!」

少し疲れた様子の社長がため息混じりにぼやく。その様子を見てキョーコは首をかしげながら質問をした。

「えぇっと・・なぜこの会話に先生が・・出てきたのでしょう・・か?」

そう言うと、実に面倒くさそうに社長がため息をついた。
その様子を見て蓮は、嫌な予感がしたのか、チラリとキョーコに視線を向けた後、険しい表情で社長をみた。

「実はな・・明日の・・いや、すでに今日と言うべきかクーが帰国する。報道関係者には見つからないように極秘で来日するはずなんだが、一人でいても目立つから、変装させることにしたのは良かったんだが・・」
そこで言葉を止めた。それを見計らって社長に蓮が質問をした。

「いったい何しに・・・・いえ、何を目的にいらっしゃるんですか?」
他人行儀に話をする蓮に一瞬寂しそうな視線を向けながらも、気がつかない振りをして先を進めた。

「ま、簡単に言えば、役作りだ」

「「役作りですか?」」
すでにハリウッドで大活躍しているクーが、今さら何の役作りかと、蓮もキョーコも興味津々で身をのりだした。

「ま、色々事情があるんだが、クーが役者になってからの生い立ちをドキュメント番組でやるらしいんだが・・」
そう言ったまま、社長はしばらく沈黙を作りチラッと蓮に視線を向けると大きく息を吸い込んでから話を進めた。

その間、キョーコは寂しそうに話を聞き、蓮は辛そうな表情を見せた。



*
そして、その話を聞かされて数時間後クーがゲートから現れるのを二人のクオンが待っている。
少女のような中性的な顔立ちの少年と、16、7歳くらいの金髪の外国人。雰囲気が似ているせいか、兄弟のように見える。そんな2人をこっそり到着ゲートで待っている人たちがチラチラと視線を送り注目をあびていた。
だが、肝心の2人は気が付くことなく、クーが到着するのをのんびりと会話をしながら待っていた。


「つ、敦賀さん・・どこから見ても外国人にしか見えませんが・・、そ、それに・・実際のお歳より若い役の敦賀さんを始めてみました。」

「そう?・・ま、確かに役は、いつも20代半ばか後半くらいが多いかな?・・なんか新鮮で楽しいよ、最上さんも一緒だしね?」
そう言って軽くウインクした蓮は、誰が見ても高校生くらいの異国の少年だった。
いつもより少し短い金髪の前髪がカラーコンタクトによるものなのか、輝くグリーンともブルーともとれる宝石のような瞳に良く似合っていた。

「さて、最上さん君には負けないよ!」
蓮が挑戦的な瞳でキョーコを見つめるとワクワクした表情のキョーコがキッと視線に力を入れた。

「はい、望むところです!」

その声を聞いていたかのように、ゲートから華やかな雰囲気の男性が現れた。
まるで、そこにだけスポットライトが用意されているような光景に蓮もキョーコも社長の言葉がよみがえってきた。

『なぁ~に、心配はいらね~。行けば必ずわかる・・容姿は代わっていても、その存在感ですぐに気づけるだろう。』

その言葉のとおり、クーは、圧倒的な存在感でゲートから出てきた。

そして人々の視線を独り占めしたかと思うと、ふとその存在が消えたように感じ、蓮とキョーコは互いの顔を見合わせると、クーの元へ近づいた。



「迎えをありがとう、クオン・・」
そう言うとクーは、蓮とキョーコを強く抱きしめ嬉しそうに笑った。

「とうさん!!」
キョーコは仔犬のようにはしゃぎ、クーの首に腕をまわした。
蓮は年相応の男の子の反応なのか恥ずかしそうな表情を浮かべると、小さな声でお帰りと言って視線を逸らした。
まるで本当の親子になったような気分にキョーコは、役を忘れて涙を流しそうになり、あわてて心を入れ換えた。

「さて、ボスから聞いていると思うが、しばらく君たちにはクオンを演じてもらう。明日の夜中には帰国しなければならないので、ま~、だいたい丸一日だな。急な予定で申し訳ないがボスに相談したら、何とかしてやると言うから、すっかりあまえてしまったよ・・」

「そんな、貴重なお時間を頂けるなんて光栄です」
見本のような綺麗なお辞儀が、今のわんぱくなキョーコの外見にあわず蓮とクーがクスリと笑った。

「さ、今からスタートだ!頼むぞクオン」
そういって今まで以上に優しい視線を二人に向けた。


*

リムジンで移動中、キョーコは何気ない質問をクーにした。

「とうさん?・・さっきゲートに到着した瞬間すごい存在感だったのに・・急にその存在感が感じられなくなったんだけど・・なんで?」

「あ・・あれか・・・。」
クーが応えようと口を開いた瞬間、横から蓮が口を挟んだ。

「一流の役者になると存在感もコントロールできるようになるんだよ・・・・」
キョーコはその言葉に驚いて2人を交互に見比べた。

・・・・あれ?
なぜか二人の雰囲気が本当に親子のように感じた。
その容姿さえ似て見えるのは気のせいだっただろうか・・

ニヤリと笑った二人の顔がぴったりと一致する。


「どうした?キョーコ?」
いつまでもじっと見ているキョーコにクーが声をかける

「あ、いえ・・」
キョーコは嬉しそうに笑ってその言葉に応えると、親子に見えるように演じているのだろうと勝手に解釈をした。

「さて、ホテルに着いたらさっそく食事だな!」

その言葉に蓮とキョーコは笑みを浮かべた。




おしまい

―――――――――
あれ?続きは?と思った皆様
続きは先日SSプレゼントさせていただいた  名もなき翼の小休詩 きぼう様 の「ぞれぞれの想い」を読んでくださいねぇ~

TOP>GIFTに入っていますよぉ~


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