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愛していると言いたくて(最終話)

無事最終話になりました。

長いこと放置しておりすみません
しかも続き物ばかりが何個もあるのに

まだ、新しいものが書きたいという病気にかかり・・・
懲りずにまた書いてしまいました!!

ちゃんと社長の陰謀は更新するつもりですが、もう少々お待ちください。

先日買った漫画の影響で年下の男の子のお話がどうしても書きたくなってそんなパラレルチックなお話を
先ほど書き上げました!!

気が付いたら全部書き終わっちゃって・・7話くらいだったかしら?

またしても予約掲載しますので、お立ち寄りいただけると嬉しいです。
※ありゃ・・題名いきめたないけど・・1話は、この後20時ごろに掲載しますね・・


それでは、4年後の蓮キョの世界へ・・いってらっしゃいませ!!

え?その前にどんな話か忘れてしまった人のために・・・

(1)  (2) (3)  (4)
2日前新開監督から1通の手紙が届いた。
中を開くと、いつ撮ったのか分からない撮影中の写真が3枚出てきた。

その表情をみて蓮は動きを止める。

1枚目の写真をみて蓮は自分の表情か?と思わず言いたくなるほど、恋する男の表情だった。視線の先は見るまでもなくキョーコだと言うことがわかる。
背景に視線を配るとドラマでよく利用している富士テレビの撮影スタジオだとうことがわかった。認めたくないわけではないが、あからさまな表情に蓮は感心しながら独り言をつぶやいた。


「俺、こんな表情しているのか・・」
新開監督が公表しろと言った意味が分からなくもない。
スタジオの中でこんな表情をしてキョーコを見ていたら、誰もが気が付くのにそう時間はかからないだろう・・

まるで、輝く宝石を眩しそうに見つめるような自分の姿に苦笑しながら次の写真に視線を移した。


「ふぅ~」
蓮は大きなため息をついてその写真を見つめる。
キョーコが真っ白なサテンのドレスを身にまとい祈るように手を組んでいる写真だった。まるで女神の様なその姿に蓮は口元を緩める。

実物とは違う現実離れしたキョーコの姿に蓮の心はチクリと痛みを伴った。

「まったく・・本当によく見ているよな・・監督は・・」
自分の元から離れていくわけでもないのに、そんな雰囲気をつくるキョーコを見ると知らずと不安に駆られ、今みたいに胸の奥にズキリと痛みが走る。

そのことに気が付いたのか監督がわざとこの写真を送ってきたことは訊くまでもない。

現実離れした彼女の姿に俺は正直、手に届かないような錯覚を何度か感じ、不安な表情をしたことがある。
もちろん誰にもわからないように最大の注意を払っていたはずだが、監督に気付かれていたなら、他にも気が付いた奴がいたかもしれないし、それも時間の問題だろう。


最後の一枚の写真。
そこに映っている自分たちを見て蓮はクスクスと笑った。
その姿は俳優の敦賀蓮でもなく女優の京子でもなかった。

じゃれあうように笑っている2人は、誰がどうみても恋人同士にしか見えないだろう。そんな楽しそうな写真をじっと見つめる。

表情も雰囲気もすべてが敦賀蓮ではなく彼女もまた同じように京子ではなかった。

「そっか・・2人でいるときはこんな表情をしているんだな・・」
第三者の目線で自分たちを見つめることができ、蓮は面白そうにその写真をいつまでも眺めていた。


「・・本当に幸せそうだな・・」

どこか他人事のようにポツリとつぶやくと蓮は決意したように携帯電話を握りしめた。

キョーコが来たら一番に見せよう。
そして自分たちの関係を公表したいと、もう一度行ってみよう

そう決意させるのに十分な証拠写真だった。





キョーコの元に新開監督から手紙が届いていた。中からは2枚の写真と最後に読むようにと手紙が添えられている。

1枚目の写真はスタジオで撮った写真なのがわかる。ただ、その表情にキョーコは愕然とした。

「わ、わ・・わたしったら・・こんな表情で蓮を見ているの!」
真っ赤になりながらキョーコはその写真を凝視した。

尊敬の枠を大きく超えて、確実に愛しい人を見つめるその眼差し。
こんな視線を向けていたら誰だって気が付いてしまうわ

・・新開監督の言っていた言葉を思い出しキョーコは観念したようにため息をつき、再びその写真に視線を向けた。


うっとりするという言葉以外に思いつかない表情で、何かをじっと見つめている。その視線の先は蓮が演技をしていることがわかる。

「いやぁあああ・・何度見ても恥ずかしすぎる・・私こんな表情で蓮のことを見ているのね!・・絶対この写真、蓮には見せられないわ・・」

真っ赤になりながらキョーコは泣き叫ぶと 明日から監督にどんな顔で挨拶すれば良いのよ!と絶叫した。

2枚目の写真を見てキョーコはクスリと微笑んだ
2人で仲良く笑いあっている写真。
誰がどう見ても恋人同士であることがわかるような写真だった。

写真を見終わったところで監督からの手紙を読みはじめるとキョーコはニヤニヤと笑った。


『2枚目の写真は蓮にも渡してある。1枚目の写真を蓮に見られたくなかったらとっとと世間にお前たちの関係を公表しろ!わかったな!・・ったくお前ら俳優失格だぞ!』
まるで隣で言われているような文面にキョーコはクスクスと笑いが止まらなくなっていた。


そろそろ自分の心にも限界が近づいていたことはわかっていた。

人前で敦賀さんと呼び、先輩後輩の関係を維持してきた。
もしかしたら、蓮はもっと我慢してくれていたのかもしれない。

写真で事実を突きつけられると心の中がスッと納得したように監督の言葉を受け入れることができた。


蓮にちゃんと言おう・・



そう決意をした瞬間を見計らったかのようにタイミングよく携帯電話が鳴る。
表示名を見て笑いがこみあげてきて、キョーコは笑いながら電話口に出た。

「はい、最上です」

『キョーコ・・俺だけど・・』
艶やかな低い声が耳に届く。

「知ってますよ?・・私の大好きな・・蓮でしょ?」

その答えに嬉しそうに蓮が笑う。
私はこの声が大好きだ。

『さっき、新開監督から手紙が届いてね・・』
そう告げた蓮の声に再びキョーコがクスクスと笑う。


「蓮・・あのね?・・前に考えてほしいって言われた件だけど・・その・・公表しても良いかしら?」
キョーコに先を越されたことに蓮は驚いて、えっ!と声を発した。

『・・もちろんだよ・・今俺も同じことを言おうと思ったんだ・・まったく監督はおせっかいだな・・でもおかげで君が俺のものだって公表することができたから仕方ないかな・・』


「それとね・・蓮・・・・あのね?・・・・毎日あなたの声が聞きたいの・・だから蓮の部屋へ・・・・その・・引っ越しても良いかしら?・・・もし蓮がまだ、一緒に住みたいと思っていてくれていたらの話だけど・・」
その控えめな発言に蓮は笑顔をつくる。


『大歓迎だよ・・今から迎えに行きたいくらいだ・・』



「ありがとう蓮・・大好き・・」


「俺は、愛しているよ・・キョーコ。これからは毎日、愛していると言わせてもらいたいものだね・・」


そういってキョーコがクスクスと笑うとその声が何時までも蓮の耳に聞こえていた。


あぁ・・俺はこの声に、この笑顔に一生縛られていたい。




いつまでも彼女に愛していると言いたくて・・



終わり

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