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君でなければ

本日は、ちょっといつもと雰囲気の違うお話をお届けします。
とあるコメンターの方に「なんかリクエストしてぇえええ!」とお願いしたところ
素敵なリクエストをいただきました!!。

それが、こちらです!

「あなたでなければ」という曲をご存知ですか?
そんな雰囲気のSSをということで!
今日はそれをなんと!「『君』でなければ」バージョンに置き換えてお届け!!

歌詞の雰囲気+蓮キョ は出たかな?と思っていまぁ~す。


それでは、いってらっしゃいませ!



「・・・つ、敦賀さん・・・もう少しそばに・・きてくれませんか・・。」
そういってキョーコは蓮の指に自分の指をからませると、うるんだ瞳で蓮を見つめ、そしてゆっくりとその瞳を閉じた。






君でなければ





「~ん・・・・れ~ん・・蓮?・・今日一日で、噂になりたいのか?」
何を言われたのか分からず、蓮は不思議そうな顔で社を見つめた。

「えぇ・・と・・何がでしょうか?」
その答えを聞いて社は、驚愕した。

「えっ・・・お前・・無意識でやっていたのか?・・ま、そうだよな・・じゃなきゃ・・そんな周りに丸わかりになるような行動とるわけがないか・・。」

「・・社さん・・その・・言っていることがわからないのですが・・。」
話が見えず、蓮は社にむかってそう言った。

「そうか、説明よりも自分のやっていた行動を思い返したほうが早いだろう・・・、ということで、お前がぼーっと見つめていた方向を見てみろ!」
言われるままに蓮はその方向を見つめると、愛しい少女の笑顔が広がっていた。

「・・・最上さんの・・広告・・・です・・ね・・。」
その答えを聞いて満足したのか、社はニヤニヤしながら蓮に詰め寄った。

「・・でな・・問題は・・今日この現場を含めて何回移動したか覚えているか?」

「えぇ、もちろんです。3回目ですね・・。」

「そうか・・その行く先々で、じーっとキョーコちゃんのポスターみたり、広告見たり・・昼は、飯を食いながらCMに釘付けで、箸を止めてまで見入っていたり・・。・・で、『俺は最上キョーコが好きです。』を宣伝するような行動をして、・・・昨夜いったい何があったんだ?」
そう言われて蓮は、初めて自分の行動に気が付いて、恥ずかしそうに口元を隠した。確かに思い当たることがある・・。

「キョーコちゃんばっかり見ていたんだから、少しは癒されただろう?」
最近疲れている蓮の気持ちをいたわり、茶化さずに質問をすると、予想外の答えが返ってきて社を驚かせた。

「いえ・・癒されるどころか・・余計に・・・会いたくなりました。」


ポスターや広告じゃ君の代わりにはならない・・。
君じゃなきゃ・・駄目なんだ。


少しさみしそうに見えるその笑顔を見て、社は目頭を押さえた。

・・・重症だ・・。







昨日 PM10:00 ----


「セツ・・具合が悪そうだな・・?」

「うん・・そうなのよ、兄さん・・・さっきの撮影が終わってから・少し調子が悪いみたい。・・でも、もうすぐホテルだから大丈夫だと思うわ?・・今日は早めに休ませてもらうわね?」
少し辛そうに答えるキョーコを見て蓮は心配になった。

タクシーがホテルに到着するとキョーコはヨロヨロしながらタクシーを降り、少しふらつく足を何とか動かしているような状態だった。

「セツ・・無理するな・・俺につかまれ。」

「ありがとう兄さん・・」
そう言ってキョーコは、倒れこむように蓮の腕につかまった。

エレベーターを降りて、部屋に向かうとキョーコは立っているのもつらい状態になり、それを見て蓮はキョーコを抱き上げた。

「ありがとう・・兄さん・・ごめんな・い。」

「もう、誰もいないから・・いいよ・・。」
蓮はカインであることをやめ、優しくキョーコにそう言うと、キョーコは小さく ありがとう 敦賀さん・・。 と答えながら寄りかかるようにして意識を手放した。

部屋に入ると蓮はベッドにキョーコを降ろし、布団をかけてからその横に腰をかけた。

「・・最上さん・・大丈夫・・?」
心配そうにキョーコの髪を撫でながら尋ねると、意識を取り戻したのか、キョーコが小さな声で返事をしてきた。

「す、みません・・少し・・寒いです・・。」
小刻みに震えるキョーコを見つめ、どこからともなく守りたいという欲望が押し寄せてくる。寒い と言ったキョーコのために蓮は自分のベッドから布団をとり、その上にかけた。

「・・少し眠ったほうが良いね?・・具合が悪くなったらいつでも呼んで?」

「はい・・すみません・・。」
まだ小刻みに震えるキョーコに知らずに手が伸びる。額に手を当てるとさっきより熱が上がっているのがわかった。

「フロントで・・何かもらえるか聞いてくるよ・・。」
すでに時刻は22時を過ぎていた。




フロントで市販薬をもらい蓮は再びキョーコのベッドに腰掛けながら額に手を伸ばす。まだ、小刻みに震えているキョーコを見て何か上にかけてあげられるものがないか、部屋をキョロキョロしたが、何も見つからなかった。

「・・・つ、敦賀さん・・・もう少しそばに・・きてくれませんか・・。」
そういってキョーコは、額にのせられた蓮の指に自分の指をからませると、うるんだ瞳で蓮を見つめ、そしてゆっくりとその瞳を閉じた。

理性を試されているのかと思う破壊的な誘いに、蓮は動きをとめた。キョーコが寒さで震えていなければ、そのまま押し倒してしまいそうだった。

「・・・最上さん・・これ以上近く・・って・・?」
優しく聞き返した声が、押さえつけている感情のせいで少し嗄れる。

「す、すみません・・さ、・・寒くて・・・。」
蓮は少し考えた後に着ていた上着を脱ぎ、小さなため息をついた。

・・・俺・・大丈夫だろうか・・。

そう心の中で呟くと蓮はキョーコの布団の中に身を沈めた。




キョーコはうるんだ瞳で蓮を見つめるながら安心した顔をして蓮にすり寄ってきた。小刻みに震える体で蓮の胸に顔をうずめると、蓮は守るようにキョーコを優しく抱きしめた。


なぜこんなにも愛しいのか・・。

昨日よりも今日。今日よりもきっと明日はもっと愛しい存在になっている。


なぜ、最上さんなのか・・その理由はきっと見つからない。

ただ、愛しくて仕方ない・・。


そんなことを考えていると、キョーコの小刻みに震えていた身体が、いつの間にか止まっていた。
微かに聞こえる寝息を聞きながら出会ったころのことを思い出す。


あの頃の俺たちの関係は、今思えばひどいものだった。
それを思い出し、クスリと微笑む。


人はいつでも変われるんだ・・・。

俺は、幸せを望んでも良いのだろうか・・。
久遠として君に出会ったことをまだ、伝えられずにいる。

もし、俺が変われるんだったら・・その隣には、君にいてもらいたい。

君でなければ駄目なんだ・・。

君以外の人なんて考えられない・・・

俺のそばにいてくれ・・。

いつか必ず伝えるから・・それまでもう少しだけ待ってほしい・・。






愛しい少女を腕に抱きしめながら、蓮は瞳を閉じると、優しい香りに包みこまれた。




俺には・・君でなければ・・駄目なんだ・・。。











初めは キョコタン→蓮 と思っていたのですが
どうも キョ→蓮 が苦手で・・つい 蓮→キョ となってしまいますね・・。
皆様いかがでしたか?
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