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プレゼント(後)

蓮様の誕生日すぎちゃったよぉ~



「・・・それでですね・・・聞いてますか?・・敦賀さん・・」

確かに2週間くらい前に、楽屋で社さんとそんな話をした。
だからって、何も最上さんに頼むようなことじゃない・・・。

小さくため息をつくと蓮は、嬉しいような、拷問のような、この愛らしい社さんからのプレゼントを優しく見つめた。

「・・うん・・聞いているよ・・それで、最上さんの中で、イメージができているのかな?」

「あ、はい!」
そう嬉しそうに返事をして、キョーコは再び破壊的な可愛さで笑いながら、持ってきたバッグの中から、大きなぬいぐるみを取り出すと、脇に抱えた。
そして、ちょこんと蓮の横に座るとテレビを見ながら、蓮によりかかった。
そんなキョーコの行動を見て、蓮は社と話した内容を思い出した。


『蓮・・こんな妹がいたら可愛いよな・・・なんかキョーコちゃんぽくないか?』
最後の一言で、興味のなかった蓮も振り返ってテレビの中に映る知らない少女を見つめた。

『そうですね、確かに・・。』
そう言って、テレビに映る少女にキョーコを重ね、優しく微笑んだ。

『でも、お前に妹いたら溺愛しそうだよな・・しかもキョーコちゃんに似ていたら・・なおさら。・・恋人の様な妹とか・・いいよなぁ~きっと可愛いだろうな。』
社は、そんな妄想をしながらテレビに視線を向けていた。

『・・そうですか?でも恋人の様な妹は理想ではありますね・・可愛いと思います。』
そんな会話を、社としていたことを思いだした。



そして、今・・そんな役をつくり、俺の右腕に寄り掛かるように最上さんがテレビを見ている。
確かに妹としては可愛いが、愛しい少女にそんな甘えられ方をしたら、ありったけの理性を総動員する必要があった。

「ねぇ~お兄ちゃん・・・お兄ちゃん?・・聞いているぅ?」
役になりきっているキョーコは少しふてくされた顔をして蓮を見つめた。普段のキョーコなら絶対にしない顔だった。その魅力的な表情に蓮はピクリと眉をあげた。

「あ、そういえばお兄ちゃん。社さんから伝言があってね・・明日終日オフだから思う存分、妹と遊んで来いって・・・へへ」
そう言って嬉しそうに笑ったキョーコを無表情に見つめた。

「あれ?・・嬉しくなかった?」
そう言ってキョーコは寂しそうな顔をした。

「いや、嬉しいよ・・何して遊ぼうか?」
社からの思わぬプレゼントに蓮は、心の奥が暖かくなった。

「キョーコの行きたいところにでも、行こうか?」
そう言って蓮はキョーコの頭を撫でた。妹の様な恋人・・・。

蓮なら溺愛しそうだな・・。と言われた意味が分かった気がした。

「本当?・・ん~~でもお兄ちゃんといると・・目立ちゃうからなぁ・・外は難しいし・・」
独り言のようにキョーコがつぶやくと、それを聞いた蓮は、少し考えた後こう答えた。

「変装するから大丈夫だよ・・。」

「本当?」
瞳をキラキラさせてキョーコが笑う。

「ところで、キョーコ?・・このプレゼント・・後30分もしないうちに終わりなんじゃないか?」

「どういうこと?」
きょとんとした顔をして蓮を見上げた。

「俺の誕生日・・あと25分もしないうちに終わりなんだけど・・・。」
瞳の奥を覗き込むように蓮はキョーコを見つめた。

「ぅ・・・」
そう小さく声を漏らすと、キョーコは言葉を詰まらせて、役から抜けた。
それを見て蓮はクスリと笑って話を続けた。

「・・・そうすると・・明日のデートの相手は・・最上さんが一緒に行ってくれるのかな?」
妖艶な笑みを向けると、キョーコは追いつめられたような顔をした。

「・・ダメ?」
蓮が甘えるようにキョーコに聞くと、キョーコは眉間にしわを寄せた。

「・・ぅ・・・ダメ・・ジャナイデスガ・・・。」

「そういえば、この素敵な誕生日プレゼントは社さんから・・ってことでいいのかな?最上さんからは、違うプレゼントがほしいんだけど・・・。」
自分でも卑怯なやり方だと思った。
キョーコが嫌だと言わないことを利用しようとしている。

・・・今日1日だけは、許してほしい。

「な、ナンデ、ゴザイマショウカ・・。」
嫌な予感にキョーコはビクビクしながら蓮を見つめた。

「明日のオフ・・俺の恋人役・・演じてくれる?」
その一言にキョーコは瞳を大きく見開いた。

「む、む、む・・・・無理です。」

「なんで?」

「つ、つ、敦賀さんの・・恋人役なんて・・・無理に決まっているじゃないですか?」

「どうして?」

「えっと・・・・」
そう言って考え込むとその先を蓮が続けた。

「まさか、役になれない って言うんじゃないよね?役者なのに・・。」
そうやって煽るように言うと、キョーコは キッと瞳に力を入れた。

「僭越ながら・・私、最上キョーコ・・敦賀さんの恋人役をやらせていただきます!」
その一言を聞いて蓮はニヤリと不敵に微笑んだ。

「それと・・最上さん・・・今日は泊まっていくんだよね?・・もう終電もないだろうし・・それに・・」
そう言って蓮は視線を時計に向けるといつの間にか時刻は0時5分を過ぎていた。

「恋人の時間が・・・はじまったね・・・。」
そう言って、夜の帝王が降臨すると妖艶に微笑んだ。

「キョーコ・・一緒に寝ようか?・・恋人なんだし・・。」
誘うような甘い囁きで言うと、キョーコは瞳を大きく見開き、ほのかに頬を染めながらも役者魂で、心と瞳に力を入れた。

キョーコは一瞬瞳を強く閉じてから再び開くと、まるでナツを思わせるような色っぽい視線で蓮を見つめた。

「・・そうね、じゃ・・・一緒に寝ようか・・蓮?」

キョーコに微笑まれながらそんなことを言われると、今度は蓮が瞳を見開く番だった。
片手で口元を隠し、緩む表情を抑え込むのが精いっぱいだった。


深い意味はない・・。
・・これは役なんだ。
そうわかっていながらも蓮は心の中に広がるキョーコへの想いは一層強くなった。





さて、この後2人がどうなったのか、それはまた別のお話・・・。





まるで社さんの日記のような終わりになってしまいましたが・・。
蓮のお誕生日・・のお話だったので・・これにておしまい
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