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暖かい冬

心温まるお話を何か・・と思い書いてみました。
そろそろ、妄想も落ち着きを見せるかと思いましたが。
一向に妄想力は衰えず・・今年もしばらくは更新頑張れそうです。
そしてそろそろ本誌がでるぅ~

ほのぼのしたお話ですが、よかったらお読みください。

「今日も寒いな・・・。」
今年もこれからスタートだ と、力いっぱい踏みしめたLMEの玄関先で、この時期には異様なほどの薄着の人物を目撃して瞳を見開く。

「つ、敦賀さん・・・な・・なぜ・・そんな薄着で・・・」
挨拶も忘れてしまうほどの薄着にキョーコは開口一番にそんなことを言いながら近づいた。

「やぁ、最上さん・・こんにちは」

「あ、こ、こんにちは・・・ではなくて・・その・・なぜ、そんな薄着なんですか?」
蓮の姿を見れば、どうみてもこれから夏が始まるのではないかと思うほど、薄手のシャツに薄手のパンツ姿・・色も鮮やかなブルーと、まるで数日後には夏が来てもおかしくないほどの装い。

「あぁ・・これから春物の撮影なんだ・・・。」
とはいえ、この寒さにその薄着では風邪をひくのではないかとキョーコは驚きを隠せないでいた。

「そうなんですね・・でも、待機中でしたら上着か何か着られた方が・・?」
心配そうに上目づかいをされて、蓮はドキッと心臓がはねた。

「ぅ~ん・・そうしたいんだけどね・・シャツは麻を使っているから上からコートを着ると変なしわがついてしまうから、このまま待機なんだよ・・あと2時間もすれば終わるから大丈夫・・・。」

「ちょっ、ちょっと待ってください。敦賀さん・・わたしは完全防備でここに立っていてもまだ寒いんです。そんなペラペラな洋服で、しかもこん風通しの良い場所では風邪をひきますよ?」

「わかってはいるんだけど・・・仕事だから仕方ない。毎回こんなことしているわけじゃないから・・・大丈夫だよ。」
そう言って優しく微笑んだ。

「敦賀さん!前から思っておりましたが、食事事情を含め、敦賀さんの大丈夫は信用できません。ちょっと手を貸してください。」
そういってキョーコは蓮の手を取ると驚くほど冷えていた。

「こんなに冷たいなんて!せめてもう少し暖かい場所にいてください。」

「そうだね、でも最上さんがこうして手を握っていてくれるだけで、とても暖かいよ。」
その一言でキョーコは蓮の手を握り続けていたことに気がついた。
「あ、ゎあ・・す、すみません・・」
そういって手を放そうとしたところで、蓮に強く手を握られた。

「寒いからもう少し、このままでもいいかな?・・それとも急いで事務所に入らないとダメ?」
まるでせがまれるようなその顔にキョーコは赤面した。

「い・いえ・・ソンナコトハアリマセンガ・・。」

「じゃ、社さんが来るまで、もう少しいてくれる?」

「あ、はい。・・・そう言えば社さんは?」
キョーコはあたりを見回したが、社の姿は見当たらなかった。

「あ、ちょっと食堂に・・・」
そう言いかけたところでキョーコが睨むような視線を向けてきた。

「敦賀さんは・・なんで行かないんですか?」

「え、あ・・違うよ・・お昼はちゃんと食べたよ・・ちょっと氷を取りに行ってもらったんだ・・。」

「氷?ですか?」

「この時期の撮影は息を吐いたときに白い息が写るからね・・撮影前に氷を食べるんだよ。」

「え!この寒さに・・さらに氷ですか?」
キョーコは想像しただけでも寒そうなその話に身体をブルッと震わせた。

「ま、モデルの仕事は時期が少しずれて撮影だから・・日本みたいに四季がある国では大変だね、クス」
そう言って蓮はキョーコの手を放した。

「最上さんの手が冷たくなっちゃったね・・ごめんね。」
キョーコの手を放したところで、LMEのビルの中から社さんが戻ってきた。

「蓮、・・あ、キョーコちゃん。明けましておめでとう」
ニコニコしながら社が挨拶をする。キョーコもつられて微笑んでいた。

「社さん。明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。」
新年の挨拶に似合うとてもきれいなお辞儀をしてキョーコは社に向き直った。

「こちらこそ・・昨年はキョーコちゃんにお世話になったから・・今年も蓮ともどもよろしく頼むよ・・・あ、蓮・・これ・・少し多めにもらってきたぞ・・。」
そう言って、蓮に氷が沢山入ったビニール袋を手渡した。
キョーコはそのビニール袋に視線を向けた後蓮を見上げた。

「敦賀さん・・撮影は何時からなんですか?」
再び心配そうにキョーコが蓮を見上げる。

「あと10分くらいだと思うよ?」

「そうですか・・・・・。」
独り言のようにキョーコは呟いた。

「・・そうだ!・・少しかがんでください。」
キョーコは何か思い立ったのか蓮にそう言って、自分の首からマフラーをとり、蓮の首にかけた。

「これなら、シャツにしわがつかないと思いますので、使ってください。」
キョーコはニッコリと笑った。
その様子を見ていた社はニヤニヤと蓮を見ている。

「ありがとう・・最上さん・・大切に使わせてもらうよ」
艶やかな微笑とともに蓮は、かけてもらったマフラーの先端を手に取り口づけた。キョーコはその場で真っ赤になり、社は砂を吐いていた。

「今度お礼させてね?」

「い、イイエ・・大丈夫デス・・ソ、ソンナコト・・気ニシナイデクダサイ。」
では、時間なので失礼します。といってキョーコは逃げるように事務所に入っていった。



「蓮・・・お前・・わざとこの寒空の下にいたのか?」

「そんなことないですよ?・・撮影前は温度差が出ないようにいつも少し早めに外で待機しているじゃないですか・・。」

「そうだな・・いつも15分くらい前にな・・。」
時計を見ると20分以上前から外で待機していたことになる。

「・・・キョーコちゃんに・・かまってもらおうとしただろう?」
蓮を見ると明らかに違う方向に視線を向けていた。

「全く・・。マフラーまで借りちゃって・・で、今度はそれを返すから食事にでもいこうって?」
その言葉を聞いて蓮は瞳を輝かせた。社はその変化を見逃さなかった。

「今・・名案だ・・とかおもわなかったか?」

「社さん・・人の心の中を勝手に覗くのは、やめてください。」
最近めっきりキョーコへの想いを否定しなくなった蓮を社は微笑ましく思っていたが・・。

ふぅ~
まったく隠す気があるんだかないんだか・・・。

「ほら、蓮!・・氷食って撮影開始だ。」

そう言って社は蓮を送り出した。








素直で可愛い蓮君をお届けしました
どうでしたか?
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