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社長の陰謀(22)

「そろそろ蓮のやつも・・行動に移すころかな?・・・ふふん」

そういうと社長は嬉しそうにナツコの頭をなでた。
今日もエジプトの王を思わせるようなド派手な衣装に身を包み、肩にかけているナツコすらまるで衣装の一部のようだった。

「旦那様、マリア様がお見えですが・・。」

「あぁ・・さっき呼んだんだ、通してくれ」
セバスチャンに答えるのと同時にマリアが部屋に入ってきた。

「おじい様?・・おじい様が、わたくしに用事があるなんて珍しいですわね?なんですの?」

「おぉ、マリア、悪いんだが、ちょっと頼まれごとをしてくれないか?」

「内容によりますわね?また、何か面白いことでも?」
その答えに、社長はえらく満足してマリアを自分の近くに来るように手招きをした。

「マリア、お前最上君のこと好きだろう?だから最上君の為に一役買ってくれんだろうか?」
「お姉様のためですか?もちろんですわ!おじい様!!そんなことでしたら、喜んでお手伝いしますのよ!」
マリアはキョーコの名前が出た瞬間に嬉しそうに顔を綻ばせた。

「そうか、じゃ早速だが・・・おい!セバスチャン。お前もちょっとこっちへ来い!」
そう叫ぶと、その声につられてマリアはセバスチャンに視線を向けた。

「お待たせいたしました。旦那様」

「よし、じゃ・・最後の大詰めだな・・・セバスチャン・・最上君を頼んだぞ・・それからマリア・・・お前には重要な役を与えるからしっかり頼むぞ・・ま、これから行うイベントだが・・・」

イベント?

「そのイベントには誰が参加されますの?」

「・・参加か・・参加はしないぞ・・いわば蓮と最上君2人のためのイベントだからな・・ま、どっちかっていうと蓮のイベントだが・・・」

「え?・蓮・・様?」

「おぉ、そうだ。・・・。蓮のヤツはな、子供のころから何でも与えてもらえる環境にいたから、すっかり欲しいものを欲しいって言えないヤツになってな・・だから肝心の欲しいものができたときには、どうすれば良いのかわかってないんだよ・・。
ま、でもそれもそろそろ終止符をうたないと・・・だったら・・強制的に言わせてみようかと思ってな・・・」

「なんだか・・・わかりづらいですわ・・おじい様・・。欲しいいものは、欲しいなんて・・簡単に言えると思いますわ?」

「なんだ、マリア・・お前に言われてもちっとも説得力がないぞ・・。最上君に会わなかったら・・お前は欲しいものを手に入れられなかっただろう?・・・そういうことだ。物・・じゃなく心の話だよ・・。」

マリアはローリィの言葉に耳を傾け、自分の心のうちにあった父親への愛情をひた隠ししていたことを思いだす。
・・確かにお姉様がいらっしゃらなければ・・私はまだ・・お父様と毎日メールをしたり、電話をしたり・・そんなことすら出来ていなかった。
マリアは少し考えた後ニヤっと笑って力強く答えた。

「わかりましたわ!おじい様・・・それでわたくしは・・何をすればよろしいのかしら?」
俄然やる気になったマリアを見て社長はニヤリと微笑んだ。

「そうだな、まず・・・セバスチャン!前に依頼した・・人材募集の用紙はあるか?」

「はい、ございます。・・しばらくお待ちいただけますか?」
社長は小さくうなずくと、それをみてセバスチャンは、足早に用紙を取りにどこかへ向かった。

「・・用紙?ってなんですの?」

「まぁ~見せればある程度わかるだろうよ・・・」

「本当にお姉様の為になることなんですの?」
マリアは不安そうにローリィを見つめた

「あぁ~そうだな・・たぶん最上君の為になると思うぞ?・・マリア、お前は蓮のことも好きだろう?」

「えぇ、お二人とも大好きですわよ?・・なぜ・・ですの?」

「あの2人は心にそれぞれ深い闇の部分があってな、リハビリってところだ・・今回のイベントは蓮の為になるとはおもうが、同じくらい最上君にとっても重要なことだと思う。なんてったって、ラブミー部だからな・・・。」

そんな話をしていたところで、セバスチャンが用紙をもって社長室に戻ってきた。

「おぉ、わるかったな・・で、マリア。この用紙をちょっと見てくれ・・。」

「・・ぇえ。」
そう言うとマリアは用紙を上から読んでいき、険しい顔をした。

「思い当たる人物はいるか?」

「えぇ・・・1人おりますわ?」

「誰だ?」
社長のその言葉にマリアは、チラッと横に視線を向けるとセバスチャンを見あげた。

「ふん、さすがだなマリア・・で、他に思い当たる人物はいるか?」

「そうですね・・蓮様・・は5があてはまりませんが・・・やはり蓮様ですわね?それで、おじい様・・・この用紙はなんですの?」

「おぉ~これか、実はな・・あ、その前に、こっちもみてくれ。」そう言って出された封筒をマリアは開いて中を見ると英語で書かれた招待状だった。

「・・アルマンディ?・・蓮様の招待状?」
「あぁ・・そうだ。だが蓮のところに届く招待状とは少し違ってな・・会社向けに送られてきたものだ。」

「1ヶ月後に・・アルマンディのパーティ・・それとこの用紙には何か意味がありまして?」

「・・・招待状をよく読んでみろ」
そう言って社長は招待状をマリアに読ませると、マリアの顔は嬉しそうに微笑んでから、ニヤニヤとし始めた。

「そういうことですの・・おじい様・・・もっと早く教えてくだされば、わたくしも、もっと頑張りましたのに・・・お姉様のことはお任せください。」
マリアは力強く宣言をした

「・・そうですわ!セバスチャン!・・これからさっそくプランを練りましょう!あと一か月しかありませんのよ。」

そう言って、マリアはセバスチャンを引きずるように社長室を後にした・・・



「まだ、・・話の途中だったんだがな・・・ま、それは追々にするか・・。」

社長はまだ、何か企みがあるのか、一人小さな声でつぶやいていた。


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