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Act.168 バイオレンスミッション フェーズ10.5(2)

続きを期待してくださった皆様!

お待たせいたしました。
3回妄想に失敗し・・4回目の妄想・・・。

よろしいければどうぞ?




「実は・・・帰って欲しくなかったんだ・・・」

そう言って蓮はキョーコの肩に顔をうずめた。


心奪われるような優しい香り・・
抱きしめているのに不思議と抱きしめられているような錯覚を起こす。
最上さんの香りが、俺の身体を優しく包む。

至福の時間・・・このまま時が止まればいいのに・・・。




「あ、あの・・敦賀さん?」

「ん?」
キョーコに名前を呼ばれ、夢からゆっくり覚めるような心地だった。

「えぇ~と、大丈夫ですか?」

「ぅん・・・大丈夫だよ。」

「本当・・ですか?・・・ベッドで、お休みになりますか?」
キョーコの優しい気遣いに愛しさが募り自然と抱きしめている手に力が入る。
しばらく沈黙した後に蓮が誘うようにささやいた。

「・・・一緒に・・いてくれる?」

キョーコは少し考えた後あっさりと承諾した。
「・・・良いですよ?」

「・・本当に?」
そういうと蓮はキョーコの肩にうずめていた顔を少しだけ持ち上げ、キスするほどの至近距離で尋ねて、微笑んだ。
キョーコはその綺麗な顔に視線を向けると優しく微笑んだ・・。

「はい。いいですよ?」

いつもと少し雰囲気が違う蓮の表情。
カインでもなく
・・尊敬する先輩の顔でもなく。
・・・・敦賀蓮でもなく。
誰か・・別の人格・・・・・その顔に見とれる・・。
最近たまに見かけるこの人格を・・・私はその人が・・・嫌いではない。
いつも見ている敦賀さんより少し幼さのあるこの人は、誰なんだろう?
・・・本当の敦賀さん?


蓮は、キョーコを腕の中から解放すると、目の前に屈みこみキョーコの膝あたりを持つと軽々と抱き上げた。
だが、その持ち上げた姿は、荷物か、まるで眠りについた子供を運ぶような姿だった。

「え?・・ちょ、ちょっと・・つ、敦賀さん?」

「ん?」

「え・・とその・・一人で歩けますし、・・・それに、どこへ?」

「・・もう休もうとおもって・・・一緒に・・来てくれるんでしょ?」
そう言ってゆっくりと寝室に向かう。
蓮の肩に担がれたキョーコは、いつもよりも高い視線から部屋を見下ろし、不思議な感覚を楽しもうとしたが、ふと我に返った。

「あ・・あ、あの・・つ、敦賀さん?・・えぇ~っと、・・と、とりあえず降ろしてください!!」
キョーコは真っ赤になって慌てて抗議する。

「クス・・そばに・・いてくれるんでしょ?」

「ぅう・・・そばには・・いますけど・・・降ろしてください・・。」
キョーコにしょんぼり言われると蓮も強くは言えない。

蓮は歩くのをやめキョーコを抱えたまま廊下の途中で立ち止った。その行動をいぶかしく思ったキョーコは少しだけ顔をあげ蓮を見た。

「・・敦賀さん?」
・・・やっぱり今日の敦賀さんはどこかおかしい・・。

「・・・ごめん。」
そう言って蓮はゆっくりとキョーコを降ろした。その寂しそうな一言に離れがたい気分にさせられる。

蓮はゆっくりとキョーコをおろすと、暖かいぬくもりがなくなってしまった自分の両腕を寂しそうに眺めて立ち止まっていた。
その蓮の何気ない行動がキョーコの心を落ち着かない気分にさせる。
そして、どこからともなくこの人を守らなければならないという気持ちにさせられていた。

「あ、あの・・敦賀さん?・・ちょっとだけ・・屈んでください。」

「え?」
何を言われたのか一瞬わからず聞き返すと、キョーコは手をパタパタとさせ、屈んでくださいと言った。
言われるままにキョーコの前で少しかがむとキョーコは蓮を守るように優しく首に手をかけてギュと抱きしめた。

「や、やっぱり・・つ、連れてってください。・・あ、歩くの・・つ、疲れちゃいました。」
精一杯の想いで蓮に伝えると、蓮はそのまま瞳を強く閉じて、もう一度キョーコを強く抱きしめ、そしてお姫様抱っこをした。
愛しさが、どんどん身体の奥底に浸透していく・・・。

「つ、敦賀さん・・サ、サッキノヨウニ・・・荷物ヲ運ブヨウニデ・・・ヨ、ヨカッタンデスガ・・・。」
しどろもどろ答えると蓮はクスクスと笑いなら答えた。

「女性に連れて行って欲しいといわれて、どこに荷物みたいに担ぎ上げる男性がいるんだい?」
先ほどまでの寂しそうな顔は影をひそめ、蓮は悪戯な笑みを浮かべていた。
キョーコを再び自分の腕の中に抱きしめることができ嬉しさが、こみあげる。

「今日の敦賀さんは・・いつもと少し・・感じが違いますね?」
遠ざかっていく廊下を眺めながら蓮の肩に頭を預けてそんなことを小さくつぶやく。
蓮の肩に頭を預けると、運ばれるその揺れに急激な眠気が襲ってきた。
瞳を閉じると現実と夢の狭間で心地よい。

だが、蓮はそのキョーコの言葉で自分が敦賀蓮ではなかったことに気がつき愕然としていた。

・・・いつからなのか。
いつから・・・久遠として行動していたのか思い出せない。
俺は今・・・敦賀蓮ではない・・
紳士的な彼なら・・女性を荷物のように担ぎ上げることもないし・・。
・・帰って欲しくない なんて・・あっさり言えただろうか?

蓮は大きくため息をつくキョーコの顔を見つめた。

まったく。
・・この子といると敦賀蓮でいるのさえ難しくなる。

蓮はその自分の行動にクスクスと小さく笑った。

「・・どうか・・しました?」
蓮が笑い出したため、キョーコは夢の世界から少しだけ現実に戻ってくる。そして不思議そうに蓮を見つめるが、再びゆっくりと瞳を閉じた。

「いや、ごめん。なんでもないよ?」
すでに眠りにつこうとしている彼女に優しく語りかけたが、眠りに落ちたのか返事がない。


「・・最上さんは、いつもの俺の方が・・いいのかな?」
答えを期待するわけでもなく独り言のように小さくつぶやいた。


「・・そんなこと・・ないですよ・・。」
眠そうな優しい声で彼女が話す。
瞳は閉じられたままだが、まだ意識があるのかゆっくりと何かを伝えようとしている。

「・・いつもの・・・いつもの敦賀さんも・・今の敦賀さんも・・。」
期待に・・心がざわつく・・・。




「どちらの敦賀さんも・・好きですよ?」



すでに眠りについていると思ったキョーコからの言葉
その「好きの」の意味がたとえ自分の想いと違うとしても、今の自分にはこれ以上の言葉はなかった。


愛しくて仕方ない彼女を起こさないように・・・そっと額にキスと落とす。


俺も好きだよ・・・


敦賀蓮としてでも・・久遠としてでも・・・。



「キスしたら・・怒られるかな?」
小さくつぶやいて愛しい少女に視線を向けると、それに答えるようにキョーコは少しだけ微笑んだ。






うおぉ~~~
首のあたりが・・ザワザワします
萌え死に・・。

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